1 年足らずのe ラーニング学習 TOEIC® IP TEST でスコア185 アップの快挙
Newton e-Learning TOEIC® TEST 対策コースを始めて、1 年足らずの期間ながら、めざましい成果をあげている私立神戸女子大学(兵庫県神戸市)におけるe ラーニングへの取り組みについて紹介します。
同大学は、ニュートン主催e ラーニング説明会への参加をきっかけにNewton e-Learning を導入した結果、TOEIC® TESTスコアのアップに顕著な結果を収めました。
世界に開かれた国際都市神戸に立地 特長あるカリキュラム
神戸女子大学は、1940 年に設置された神戸新装女学院を母体として、1966 年(昭和41 年)に発足した女子大学です。
須磨キャンパスに文学部及び家政学部、ポートアイランドキャンパスに健康福祉学部を擁し、
- (1) 自立心(Independence)
- (2) 対話力(Communicative Ability)
- (3) 創造性(Creativity)
の3 つを大学の教育目標にかかげ、「学問的に高い識見を身に付けた心情豊かな、人類社会の発展に貢献する女性」を育成しています。
神戸女子大学須磨キャンパスの文学部英語英米文学科は、「Listening,Speaking, Reading, Writing を徹底的に身につける」「英語圏の言語文化に関する幅広い教養と専門的知識を習得する」「英語を生かした職業、資格の取得に結びつく訓練、知識を強化する」という学科独自の教育目標のもと、以下のような特長あるカリキュラムによって、学生の英語力強化を図っています。
- ・希望者全員に開かれたハワイ大学留学
- ・シェイクスピア英語劇鑑賞会を毎春開催
- ・英語教師の育成(平成22 年度より小学校指導者養成プログラムを開設)
Newton e-Learning の導入により TOEIC R IP TEST で大幅スコアアップを実現
神戸女子大学の文学部英語英米文学科では、2010 年度にニュートンTOEIC® TEST 対策A コース(TOEIC® TEST スコア500点以上を目指すコース)及びTOEIC® TEST 対策B コース(TOEIC® TEST スコア750 点以上を目指すコース)を導入し、1 回生・2 回生の学生が学習しています。
Newton e-Learning を学習した結果は顕著に現れました。
同学科では、年に5 回TOEIC® IP TEST を実施して資格英語の強化に努めています。
2010 年4月からe ラーニングを導入して1 年足らずにもかかわらず、1 回生でスコア185 アップという驚くべき成果をあげた学生も現れました。
さらに、1 回生のクラス22 名のの2010 年7 月と12 月(一部は2011 年1 月)のTOEIC® IP TEST のスコアを比較すると、わずか5~7 か月の学習で平均23 点上昇しています。
スコアアップ80 超も88 名を数え、学生からは「教材ソフトの学習は時間がかかり、なおかつ、たやすくはないが何とかこなすことができた」というアンケートの回答もありました。
e ラーニングの先駆 神戸女子大学における導入の経緯
神戸女子大学におけるe ラーニングの歴史は約8 年前に遡ります。
LL 教室をCALL 教室に改装したのをきっかけに、教材を複数の候補から選定・導入しました。
しかし、全学的な取り組みに至ることなく、数年のあいだ試行錯誤が続いていました。
また、英語英米文学科では、長年にわたって資格英語に関心を持ち、受験対策を講じてきました。
英検は約30 年前、TOEIC® IP TEST は約15 年前、TOEFLR IP TEST は10 年ほど前にそれぞれ授業に採り入れ、その結果を資格英語の成績に反映させてきました。
近年では、ハワイ大学留学プログラムの導入により、いっそう英語力を向上する必要に迫られました。
リスニング力をはじめ、総合的な英語力をつけることが不可欠となり、そのために「24 時間、アクセスさえすれば、そこに教材があるという状況」を構想していました。
ニュートン主催e ラーニング説明会に参加して導入を決意
英語英米文学科が大学のタスク・フォースチームを作り、カリキュラムの点検・評価を論議し、目標を定めた効果的な英語教育に強い関心を寄せていたのは2009~2010 年にかけてのこと。
3 月に、大阪で開催されたニュートン主催e ラーニング説明会に、資格英語担当の湯谷和女教授・八日市屋多栄子教授・奥村栄子准教授が参加しました。
「Newton のTOEIC® TEST 受験対策には長い歴史があり高く評価していたので、説明会に参加すれば何か良い情報が得られる」と思ったそうです。
CALL 教室でのTOEIC 対策演習説明会では、日米両特許を取得しているTLT ソフトの特長、導入校の実績等に関心をもち、さらに“TOEIC® TEST 対策A/B コース”を体験学習して、その効果に確かな手応えを感じ、Newton e-Learning の導入を決めました。
導入の決め手になったのは、主以下の点です。
- ・問題量が圧倒的に多い
- ・TOEIC® TEST に準拠した内容である
- ・Web テスト(TOEIC® TEST 半分量の模擬テスト)で実力を試すことができる
- ・Web テストはプレイスメントテストとしても利用できる
- ・管理システムが行き届いていて学習効果が把握しやすい
導入後、改めてニュートン教材の良さを実感したそうです。
湯谷先生によると「すでに他社の教材を利用していたので両者を比較することができました。その良さとは、一見面倒ではあるが、100%できなければ先に進めないというシステムです。この方法だと覚えるまで逃れることができないので、その徹底したやり方が気に入りました。語学力をアップさせるには不可欠なことだと思いました」。
資格英語担当の視点から
湯谷先生はまた、「9 割以上の学生は一生懸命コンピュータに向かっています。高校ではe ラーニングの経験がなく、コンピュータによる学習に戸惑いがあったことも事実ですが、このクラスを楽しんでいるようでもあり、違った形態の授業が1 科目あるのもよかったかと思っています」とも語っていました。
さらに、「導入1 年目にしては、教員、学生の双方がよく取り組めました。怠けがちな学生もいましたが、学習の趣旨を理解して努力する姿勢が見られました。ニュートンはデータ管理がよく、使いやすかったと思います。また、プログラムの開発に熱心であること、導入後も担当者が何度も大学に足を運び、現状を把握している点が誠実で信頼できると感じました。平成22 年度以降の入学生は、1~3 回生までTOEFL/TOEIC トレーニングが必修科目になるので、今後もNewtonの教材を使用しながら学生の英語能力がどのように伸びていくか追跡していきたいと思います」と期待を込めていました。
導入1 年目にして早くも効果が現れはじめた神戸女子大学の今後の推移にニュートンも注目していきたいと思います。
※神戸女子大学ホームページ http://www.yg.kobe-wu.ac.jp/wu/index.html
※ 利用教材:TOEIC®TEST対策